様々なスマートホームデバイスを発売しているSwitchBotから、究極のスマートリモコンと言える製品SwitchBot ハブ2が登場しました。
SwitchBotハブミニの上位版で、スマホで外出先から家電を操作したり、スマートスピーカーから音声で家電を操作できたりと、とても便利な製品です。
製品の特徴は以下の通り。
特徴まとめ
- Matterに対応
- 温度計・湿度計の機能付き
- 既存の家電も、簡単に赤外線コントロールを通じて対応可能
- 赤外線送信範囲従来の2倍
- Bluetoothでも家電の操作が可能(現時点ではエアコンのみ)
- ワンタッチでシーンを操作可能なスマートボタンを搭載
赤外線送信範囲が従来の2倍になるなど、スマートリモコンとして基本の性能面が進化しています。
ですが、やはり注目なのは、スマートホームの共通規格であるMatterに対応したことです。
設定や機能面、使用感、SwitchBot ハブミニとの差などを詳細にレビューしていきます!
目次
外観
まずはSwitchBotハブ2の外観をチェックしていきます。

箱には「究極のスマートリモコン体験を」とあり、この製品への自信が伝わってきます。

しっかりと本体は梱包されています。
この辺りはさすがSwitchBotです。

同梱品は以下です。
同梱品
- ハブ本体:1
- 温湿度センサー搭載ケーブル:1
- 5V/2Aアダプター:1
- 本体用両面テープ:1
- 温湿度センサー用両面テープ:1
- サポートカード:1
- 取扱説明書:1



外観はこのようになっています。
温度・湿度の表示がくっきりと見えるのが非常に良いです。
背面にはケーブルを通すための切り込みがあり、細かな点への配慮も感じられます。



背面に付いているスタンドはしっかりとした作りになっており、好きな角度で止めてもズレることがありません。
自分の設置環境に応じて見やすい角度に出来るのが嬉しいです。

ハブミニと比較するとひと回り大きくなっていることがわかります。
画面とボタンが搭載されたので大きくなったことは視認性や操作性の上ではメリットかと思います。

裏面は壁掛け用の穴が無くなっています。
ですが、代わりに付属の両面テープで壁面に設置することが可能になっているのでこれまで壁にかけて使っていた方も安心です。
設定
電源への接続が完了したらSwitchBot ハブ2の設定をアプリから行います。
設定といっても1分ほどで終わる簡単な作業をするだけです。


アプリを起動してデバイスを選択し、設定を開始します。
ここではスマホのBluetoothをONにしてください。
画面の通り本体のボタンを2秒間押し、次へを選択します。
検出されるとWi-Fiの設定画面が表示されます。
普段使っているWi-Fiを選択して接続します。
5GHzのWi-Fiには対応していないので注意してください。


次に、本体の名前を付けます。
自分が分かる名前であれば制約はないので好きな名前を付けてください。
その後ルームとして設置場所を選択して保存します。
「成功」と表示された画面が表示されれば初期設定はこれだけで完了です。
過去のリモコンからの移行
ハブミニなどを利用していた方はそのままリモコンを引き継ぐことができます。


「リモコンを追加」ボタンから「リモコンをコピー」を選択します。


引き継ぎたいリモコンにチェックを入れ、「コピー」を選択します。
これだけでこれまで使っていたリモコンの設定をハブ2に引き継ぐことができます。
移行がとっても簡単でビックリしました!

Matterの設定
Matterに対応させるには設定をする必要があります。
以下で設定方法を説明します。




設定から「Matter設定(ベータ版)」を選択。
画面の表示に沿って本体ボタンを15秒間長押しします。




デバイスが検出されると設定用のコードとQRが表示されます。
次に、ホームアプリ右上の+ボタンから「アクセサリを追加」ボタンを選択します。




こちらで設定用のコードを読み込みます。
読み込み後、完了画面が表示されたら設定は無事完了です。


このように温度や湿度がホームアプリに表示されます。
筆者の場合はすでにMatterに対応しているスマートカーテンがあるため、ここから操作することも可能となっています。
SwitchBotハブ2の利用レビュー
家電の遠隔操作・音声操作・スマホからの操作が可能
これまでのSwitchBot ハブシリーズと同様に家電の遠隔・音声・スマホでの操作が可能です。
リモコンを紛失した際にもスマホさえあれば簡単に操作が出来るので非常に重宝します。
また、外出先からも操作出来るので帰宅前にエアコンをONにして帰宅時には快適な温度にしておくなど、非常に便利です。
音声操作は別途スマートスピーカーが必要になりますが、非常に便利なのでこれを機に同時に導入するのがオススメです。
個人的にコスパ抜群でオススメなのはEcho Show5です。
ハブミニと比べアプリ画面が便利に




ハブミニでは単純に操作出来る家電が並んでいるだけでしたが、ハブ2では気温や湿度、室内照度が表示されています。
そのおかげか見やすく感じるのに加え、この画面1つで室内温度を確認してエアコンを点ける、湿度を確認して加湿器を点けるなどさらにスマートに行えるよう進化しました。
本体ボタンワンタッチで家電の一括操作が便利
SwitchBotには、「シーン機能」と呼ばれる家電の一括操作や、指定されたルールに基づいて家電を自動で操作できる機能が搭載されています。
今回それが本体のボタンからも行うことができるようになりました。
些細な改善ですが、声で操作したりスマホを起動しなくてもワンタッチで複数家電の操作が出来るのは便利な機能です。
ハブ2単体で温度・湿度に関する自動化が可能に
SwitchBotは温湿度計プラスという製品を販売しています。
これまでもこちらを利用することで温度や湿度と連携した家電の自動操作が可能でした。
しかし、ハブ2では本体に温度計・湿度計が搭載されたことにより、単体でそれらと連携した家電の自動操作が可能になりました。
温湿度計が本体に内蔵ではなく、ケーブルに分離されていることによって本体の発する熱の影響を受けにくくなっているので正確な値を取得することが可能です。
もし温湿度計の値が異なっていても、アプリから校正ができ、正確なデータに保つことができます。
エアコンのオフライン同期が凄い
現状のスマートリモコンでは、本体の状態とスマートリモコン上での状態がズレていても確認することができませんでした。
物理的なリモコンを使って操作した際に、SwitchBotアプリのリモコン状況と、実際のエアコンの状態が反転してしまう、ということもよく起こります。
それがSwitchBot ハブ2ではリモコンの状態同期管理機能という形で改善されます(4月移行アップデートで対応予定)。
本体の状態とスマートリモコン上での状態がズレるのは製品の特性上仕方がないものだと思っていたのでこれには驚きました。
公式のツイートにもあるように離れて住む高齢者の見守りなどに効果を発揮しそうです。
Matterって何?
Matterは、スマートホームのための規格であり、センサーやスイッチ、ハブ、スマートスピーカーなどのデバイスを、様々なブランドやプラットフォームでシームレスに連携させることができるようになります。
Apple、Google、Amazonなどの主要なテクノロジー企業が共同で開発したものであり、今後も多くの製品がMatterに対応する予定です。
ユーザーが異なるメーカーのデバイスを混在させて利用できるようになるため、スマートホームの利便性が向上することが期待されています。
by ChatGPT
簡単にまとめると、Matterに対応している製品であれば各プラットフォームで共通して利用できるため、買う際に何に対応しているか迷わなくて良くなるのが一般の消費者としての大きなメリットです。
特にAlexaやGoogleアシスタントに対応しているが、HomeKitには対応していないという製品もこれまで多かったのでMatterに対応することでiPhoneから簡単に操作が出来るようになることも大きなメリットですね。



今後も様々な製品が対応予定なので期待大です!
まとめ
これまでもSwitchBot ハブ、Nature Remoと様々なスマートリモコンを使ってきましたが、パッケージに偽りなく現時点では究極のスマートリモコンであると感じました。
これからスマートホームを構築したい方はもちろん、既にSwitchBot ハブミニを持っている方も乗り換える価値が大いにあると思います。
Matter対応に加え温湿度計搭載、エアコンの状態管理など事前の予想を超える新機能が搭載されています。
まさに万人にオススメできるスマートリモコンとなっています。